恐れていたことが現実になりました。
「胃ガン 」の手術の2日前にガン の執刀医の先生の評判を 聞いてしまった私でしたが、もうどうすることもできませんでしたなかったんです。
いちおう、他の先生はいないのかなぁと、何気なく母に聞いてみたんですが、母のようなタイプのガン はその先生の専門らしかったんです。
もちろん「評判のよくない先生」だということなど、口が裂けてもそんなことを母には言えませんでした。
兄に相談してみましたが、
「そんなこと言ったって、今更どうしようもないだろう」
・・・はい、たしかにそうなんです、他に医師はいないし、今から病院を替えることなんてできない、あの医師も腕を上げたかも知れない・・・。
その医師は母の主治医だったこともその時初めて知りました。でも、説明の日以降ベッドサイドに来ることはなかったのです。
「忙しい先生だから」
母は(自分に言い聞かせるように)言いました。
でも、他の患者さんの所には、別の先生がよく様子を見に来て、話しかけているのを母は知っていました。
それよりも気になっていたのは、母はだいぶ手術を待たされていたんです。「ガン」だとわかってからも延々と・・。
なぜかというと、医師の話では
「(母よりも)重病の患者さんがいるから」
ということだったんですが、家族も含めて一刻も早く手術をして欲しかったんです。
入院しているのに、他の患者さんに先を越されてばかりでした。
手術は簡単だから心配することはないとの簡単な説明で、立ち会った兄も
「ここがガン だからここをとりますから、わかりましたねってだけだよ。(私の)言うとおりにしてればいいんだって感じだから、質問なんかできないよ、こっちはなにもわかんないんだし、宜しくお願いしますって頼むしかないよ」
私たちは、「手術は簡単」「早期ガン で、たいしたことはない」との簡単な説明 に、何か安心しきっていたんです。
母よりも「重病な患者が先に」手術しているということも、あせりはありましたが、何となくどこか安心させる材料になっていたんです。
母は、(先に手術された患者さんたちよりは)ごく初期のガン なんだ、とそう考えていたんです。
母の胃ガンの手術は予定よりもかなり長引きました。
術後の状態も高熱が続き、回復室からなかなか出られませんでした。
医師からの説明も
「いちおう取れるところは全部とりました」
以降、検査結果も含めて何も知らされませんでした。
そして手術からだいぶたったある日、医師からこんな説明がありました。
「ガン はリンパ節に転移していました」
えっーーーーーー!!!



例えば、深逹度mで、リンパ節転移が2群まで認められてもStageIIの早期胃癌ですし、
深逹度sm、リンパ節転移なし、遠隔転移ありなら、StageIVの早期胃癌です。
かたや、深達度mp、リンパ節転移なしなら、StageIBの進行胃癌です。このなかで一番予後がよさそうです。
普通は、リンパ節転移の有無なんて、神でもない限り、術前に100%の予測はできないから、術後に最終的な結果を伝えるものですけどね。
もし再発だとしても、6年も生きてられるような進行の遅い癌であれば、半年後に手術をしていても助かっていたような可能性も十分にありえますが。
手術を待たされたことをことさらに書いていらっしゃいますが、それはしようがないと思います。
病棟をみわたしてみると、本当に、幽門狭窄をきたしていたり、出血を来しているような明らかに優先して手術を要するような患者さんはどこの病院でもいらっしゃいますから。
母は、「再発」はしておりません。どこかで誤解を受けるような表現があったのでしょうか?
その後のブログにも書きましたが、この場合、医師との「コミュニケーション不足」が原因だったように感じます。
「手術を待たされたこと」についても、病院の事情はある程度納得しています。
ただ、その時の医師の患者に対する態度には
やはり何かが欠けけていたと思うのです。