2006年06月09日

13.ガン のための病院も医師も選べない理由

 心配して走ってきてくれたナースは、きれいな人でした。
 
 ナース;「○○さん、先生に謝った方が良いですよ、このままだと治療に差し支えます」
 
 私;「あんな言いかたされたら、こちらだってイヤになりますよ」
 
 ナース;「でも、○○先生は本当にガンの名医 なんです、立派な先生なんです。謝ってください」
 
 私;「でも、私の親友の父親はあの人のミスでC型肝炎になったんですよ」
 
 ナース;「それは私にはわからないんですが、でも、ちゃんと患者さんのこと考えてるんです」
 
 それは確かにそうなんだろうと思う。

 

きっと、そういう面もあるんだと思う。
 
 私;「でも、いつもあんな態度なんですよ、こちらが挨拶しても、いちども挨拶したことがない。患者はみんないつもあの先生の前でおどおどしてるんですよ。・・素直に言ったら、先生は書いてくれたと思いますか? 」
 
 ナース;「必要ないから、そうおっしゃったんだと思います。お母さんはこちらにお住まいなんですから、ここが一番良いんです。お母様のためにも今、謝ってください、お願いします」
 
 くやしいけれど、ここは田舎だから、病院を選べない。

 
近くに大きな病院はなく、ここへも車で1時間以上はかかる。
 
遠くの大学病院は倍以上かかる。
 
ナースはそのことも含めて本気で心配してくれていた。
 

それが素直にわたしたちに伝わってきた。 
 
 それで、兄と姉が謝ってくるということになった。兄に


 「おまえが行くとまたけんかになるから、ここで待ってろ」
 と言われて、私は母と待っているはずでした。
 
 でも母もいたたまれず、一緒に兄たちと診察室に入っていってしまいました。

 
ひとりで待っている間・・・母には悪いことをしてしまったと後悔していました。
 
ただでさえストレスがからだによくないのに、こんなイヤな思いをさせてしまった。
 

母が心配でした。
 
 暫くして3人が戻ってきました。姉が
「なんで、あいつ(間違いなく私のこと)は謝りに来ないんだ って、怒って大変だったんだよ。何も知らないのに口出すなって言ってたよ、いっぱいあなたのぶんも謝ってきたから大丈夫だからね」
 
「・・あぁ、私、行かないでよかった。その言葉聞いたらまちがいなく第2ラウンド始まっちゃってたね」


私は正直にそう思いました。(姉から)母もまた何度も私のために頭を下げたのだと言われました。
 
 やりきれない思いでいっぱいでした。

 
どうしてこんな思いをしてまで、ここでお世話にならなきゃならないんだろう。
 

これから先、あの医師がいったい何をしてくれるというのだろう。そのことを、ずっと考えていました。
 
 帰りの車の中で私はみんなに 
 「お母さんを東京のガン の専門病院へ連れて行く
と言いました。
 

posted by 柊 at 14:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 母のケース・胃ガン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ミスでC型肝炎になった?

いいがかりではないでしょうか?

医療従事者が聞くと、首をかしげそうです。
Posted by at 2006年06月12日 01:17
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