母がセカンドオピニオンをしなかったのには理由がありました。
理由は三つ。
1.病院が「ガン 専門」の病院だったし、経験のある医師だったから
2.医師から「早期ガン 」で外科手術で完治する程度のもので「心配はいらない」と言われた
3.私が、アドバイスできなかった(わたし自身が術後だったため)
もしも私がその頃心身共に元気でありさえすれば、母達は私に相談したはずなんです。
母の「ガン 告知・ガン 手術」を知ったのは入院の実に10日前ぐらいでした。
母達は、私に心配をかけまいとして黙っていたんです。
また、あとで知らされても、私もそのようなことなら医師を信頼していいと思えたんです。
今振り返ってみると、あんなかたちで手術をするべきではなかったんです。
何が欠けていたか? と問われたら・・・
「セカンドオピニオン」をやらなかったという失敗より、(むしろ母の場合は)それ以前の、医師とのコミュニケーション不足だったと思います。
手術前の十分な「インフォームド・コンセント」がなかったのです。
それがすべての原因でした。
それは、医師の責任だけではありません。
「ガン専門医」という「権威」にとらわれて、「医師」を見ずに「肩書き」で「全幅の信頼」をおいてしまった、私たちの失敗でした。
難しい医学専門用語を並べて、「このことはどうなんだ」といいがかりをつけてきたあとで、
「なにもわからないんだから、だまってろ」
と、すごみをきかせて、もう何も言えない状態にしてしまうような医師だとは読めなかった。
「黙ってろ」 = 「はい、お任せします」
「任せろ」=「信頼」・・・でも「勝手に信頼されちゃこまる」 (かなり特殊)
もしこのブログを読んでくださってるあなたが同じような状況だったら、まず医師と話し合う機会を持ってください。
まず、「インフォームド・コンセント」から始めてください。
その時に、丁寧に説明をしてくれる医師か、医師のこの症例の手術の件数・治癒率・転移の可能性・手術の危険性などいやがらずになんども納得するまでつきあってくれるか? 患者の不安を取りのぞこうとする態度が見えるか。
「決行」は、手術前です(切ってからでは、遅すぎます)。
「セカンドオピニオン」はそれからです。
大丈夫、こんな修羅場もくぐりぬけ、母は元気なんですから。
聡明なあなたなら、きっと大丈夫。
こわくないです、あんな医師はめったにいないですから。
2006年06月10日
15. セカンドオピニオンをしなかったわけ
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