穏やかで、やさしそうなその医師は、よく念入りに胸のしこりを触診しながらこう言った。
「確かに、いいものじゃないですね」
それは、どこでもそうだった。100%みなが口を揃えてそう言っていた。
良性の腫瘍ではないのだ。
「本当に大変でしたね、かわいそうに辛かったですね」
・・・そんなふうに言われると思っていなかったので、不覚にも涙をこぼしてしまった・・・。
医師の言葉が心にしみた・・・。冷えきって、閉ざしてしまった心があたたかくなった。
3件目がこの先生でよかった・・。ここにしよう。気持ちはもう決まった。
「いちおうここでも“乳ガンの検査”は全部しますから、承知してくださいね」
また、マンモグラフィーと、超音波の検査をしなければならなかった。その結果が出るまで、2時間近く早めのお昼をとりながら待った。
途中で知人が様子を見に来てくれた。知人はそこの別の科のナースで、実は子どもが肺炎で入院したときに同室だったのだ。それが縁で、年賀状のやり取りもしていた。
前日に彼女にこの“乳ガン”のことで相談をしていた。彼女は、この医師は信頼できる、という評価をしていた。
診察室に呼ばれた。
医師; 「先日、細胞診を失敗してるので、大事をとって、このまま手術しましょう」
医師; 「大丈夫ですよ。大変でしょうが、3週間ほど入院していただいて治療することになります」
私; 「3週間、ですか・・・? 」
医師; 「えぇ、それが一番いいですよ。最終的な今日の検査結果はお電話で知らせますが、 とりあえずそのような治療になることを理解してください」
私; 「どのような手術になるんでしょうか? 」
医師;「後々困らないように、適切にとりますから。少し多めにとると思います。リンパ節もとります」
病院によってこれほど対応がちがってくるとは・・・・、どう解釈すればいいのだろう・・・。
しかも、思ってたよりも、かなり深刻だった。
「今日のひとこと・呼吸」
食事や、健康食品に気を使う人は多いけれど、呼吸には多くの人が無関心です。
しかし、正しい呼吸の効果は絶大です。
たとえば、「丹田呼吸法」(丹田=おへそのした3センチぐらいの所)。
息を吸うときに大きく腹を膨らませて、吐くときには腹を小さくする腹式呼吸と似ていますが、吐くときに丹田に気を集中し腹圧をかけるのがポイントです。
腹圧をかけることで横隔膜が10aほど上下し内臓が活性化するので、便秘や婦人科疾患、脳卒中の予防、自律神経の調整などにも効果があります。
是非お試しを・・・。


