命よりも大切なものはなんですか?
あなたは、この世に命以上に大切なものはない、と本当に言い切れるでしょうか?
病院のベッドで、毎日わけのわからないクスリで眠らされ、家族と満足に会話もできない状態で、点滴や、生命維持装置で生かされ続け、1年間生きつづけるのが幸せですか。
住み慣れた懐かしい我が家に戻り、これまでのように普通の生活をして、あなたの好きなものを食べ、あなたの大切な人たちに囲まれて、日々感謝しながら最期まであなたらしく半年を生きるのがいいですか。
それは、それぞれの状況によっても異なるはずですが。
自分らしく最期を迎えたい、とあなたが思っていても、現状では医師や家族から、前者の道を選ばされてしまうことが多いのではないでしょうか?
一日でも長生きをして欲しい、という家族の願いが優先されるからです。
(私たち家族は、父にガン と告げぬまま、父の人生を勝手に決めてしまいました)
しなくてもいい治療をして、その過剰な治療のために命を落とした患者さんは、実は結構多いと聞きます。
ガン =死という方程式が頭から離れない人たちは、もう正常な判断がつかなくなってしまうのです。
また、その患者さんのガン の状態や、その種のガン の症例も知る由もありません。
「命さえ助かるなら。せめて命だけは助けてください、取れるところは全部とっていいです、先生にお任せしますから、よろしくお願いします」
ということにしてしまうのです。
あなたの人生という大事な選択を、(まだ海のものとも山のものともわからないような)医師に委ねてしまうというまちがいを犯してしまうのです。
ガン は、確かに苦しみながらなくなる病気であると思います。
しかし、そのほとんどは、ガン という病気そのもののせいではありません。
がん の苦しみは、治療による苦しみがその大部分を占めていると思います。
ガン 細胞だけでなく、正常な細胞をも死滅させるという抗がん 剤。
西洋医学で主流とされる外科手術は有効である反面、さまざまな合併症や、後遺症をひきおこします。
リンパ節を切除したがためにがん手術後、後遺症に悩まされている方々をたくさん知っています。
ガン に侵された臓器を外科手術で切除したあと、合併症で亡くなるという患者さんもいるのです。
あなたが今感じている痛みは、単純にガン の痛みだけではないはずです。
抗がん剤の副作用や、放射線、手術後の後遺症ではないですか?
しかし、手術や、抗がん剤による死亡であっても、「ガン 死」にカウントされてしまうのです。
必要以上にガン を切除しない、むやみやたらと抗がん剤を投与しない、痛みをコントロールする・・・などの方法で、患者さんのその後のクォリティー・オブ・ライフ「生活の質」を考えた治療が必要です。
そのためには、ある程度あなたもガン のことを知らなければなりません。
知識は、あなたにとっての武器になります。
きょうのひとこと
がん 告知に賛成ですか?
2006年11月26日
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