以前読んだ本の中に、面白い話がありました。
本の題名は忘れてしまいましたが、こんな話でした。
南太平洋のある国に住んでいる、ある部族の話です。
彼らは石器時代のまま進化をしていないので、金属器を作る知識がなく、未だにのこぎりやおのなどの道具がありません。
それほどに文明が遅れているのです。
ジャングルを縦横に駆け巡って獲物を求めて狩をする彼らの「道」に、それを拒むように生えている大木がありました。
それは、大人が何人も手をつないでようやく囲えるほどの大きな木でした。
彼らが持っている道具は、石斧や槍・弓などで、そんな道具では直径が何メートルもある大きな大木など、切り倒せるはずもありません。
しかし、彼らはこれまでもそういう大木を何本も切り倒してきたのです。
信じられますか?
あなたなら、どうするでしょうか?
彼らがどうしたかというと・・・・
部族総出でその大木を取り囲み、毎日毎日、その大木に向かってののしり続けるのです。
たとえば「バカやろう」「邪魔だ」「お前なんか死んでしまえ」「早く倒れろ!」と、来る日も来る日もその大木に向かって罵倒し続けるのです。
そうすると1,2週間すると、まず葉が枯れ始め、1ヶ月を過ぎた頃には大きな音をたてて、木が倒れてしまうのだそうです。
木に向かってかけた呪いのような言葉が、大木の生命力を萎えさせ、生命を奪いとってしまうということです。
この部族は昔から行われてきたこの方法で、今も大木を倒し続けているそうです。
言霊(ことだま)と言って、言葉にはよいエネルギー(ヒーリング・癒し)も、このように悪いエネルギーもあります。
大木を倒すほどの言葉の威力・あなたが誰かに向けている言葉について、今一度考えてみてください。
そして、補足ですが、かけた言葉は自分に返ってきます。
良い言葉は、良いものを生み、悪い言葉は悪い形であなたに返ってきます。
そのことを、決して忘れないでください。


