「使う神経はどんどん活発になり、使わない神経は衰える」
というものです。
たとえば、欝の方は、悩んでいる時にある特定の神経ばかりが使われているということです。
うつの人がよく使ってしまう神経とは、ナンでしょう。
それは、実際に脳の活動を外部から調べるPET(陽電子放射画像測定法)検査や、機能的MRI(磁気共鳴画像法)などの検査の過程で、明らかにされています。
欝の方が、悩んでいる時によく使ってしまう神経とは、『扁桃・へんとう』(もちろん、のどの扁桃腺ではありません)という感情の中枢と、帯状回(たいじょうかい)という部位が強く活動しているということです。
悩んでいる時には、誰でもこの神経が活発に活動しているということです。しかも、使えば使うほど、この神経は活発になります。
つまり、ある種の「くせ」のようになって、悩めば悩むほどこの神経が使われ、それはますます強固になっていきます。
すると、何があってもこの神経がでしゃばってきますから、精神を集中できず、嫌なことばかりを思い出し、心配ごとが頭から離れません。
ガンの方や、そのご家族がうつになりやすいのは、病院という場所そのものが死と背中合わせであり、常に緊張感があり、患者さんのネガティブなエネルギーが渦を巻いているためです。
自分自身が不安や恐怖の思いでいると、同じ波動(エネルギー)を呼び寄せてしまうからです。
このつながりを絶つ方法は、ないのでしょうか?
それは、何か他のことに夢中になり(集中して)悩みの神経活動からをそらせると、刺激されることが少なくなるのです。
ただ、そうかといって、悩みが強い時にはそんな気力が沸くはずもありません。
ですから、気力が沸かず行動が起せないので、いつまでも扁桃や帯状回がのさばってしまうのです。
しかし、気力が沸かず、何もやる気が無くとも『息』をすることは、誰でもできます。
効果的なのは普通の胸式呼吸ではなく、ヨガでおこなうようなゆっくりした呼吸です。
私達の呼吸は、血液の中にある二酸化炭素・CO2の量により調節されていると言われています。息を止めると苦しくなるのは、二酸化炭素が呼吸中枢を刺激し、この刺激が大脳に伝わるからだそうです。
こうして、血中の二酸化炭素濃度が高くなると、セロトニンが分泌されます。
セロトニンは、うつ病の治療剤=SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)を服用した時と同じ効果が得られます。
しかも、眠気や、だるさなどの副作用が無く、精神が安定するのです。
ヨガには、いろいろな呼吸法があります。イメージを使った呼吸法や瞑想などもあり、生活の場でヨガを生かすことでどなたでも無理なく始められます。
帰国して雑事に追われ忙しかったのですが、なんとかヨガ教室を始められそうです。人に教えることで、自分自身の学びも深くなり、ヨガに触れていることで私もこころから癒され、健康を保てるのだと思います。
会う人すべてに感謝して、今日も頑張ります。


